焼身自殺の心理

『焼身自殺』

自殺にはいろいろ種類がありますが、中でもトップクラスに苦しそうです。

というか、焼身自殺するにはかなりのエネルギーが必要だと思います。

想像しただけで苦しくて熱くて怖い。

 

昨日、あの安全な新幹線で焼身自殺した男性がニュースになっていましたね。

なぜ新幹線?なぜ焼身?なぜ人のいるところ?

 

自殺する人の心理は、その人でないとはっきりしたことはわからないかとは思いますが、人間長く生きていると「死にたい」と思うこともあると思いますし、結構な確率で「死んだら楽かな・・・」とも思うこともあるんじゃないかと思います。

それが人間です。そういうものです。それでも生きなければならない。

そういうものです。

 

若いうちの自殺願望はどこか美化している部分もあるというか、死を美しいものにしている節も感じられますが、老人の死は本当に直結するというか、なんか見境なくなっているというか、悲惨というか、悲しい死です。

 

精神科にいた頃、やはり「死」にとらわれている患者さんはいて、若い人は未遂も多く、もがいている感じ、葛藤が伝わりますが、老人の死の世界には、難しいものがあります。その人しかわかりえない死の淵を歩いている気がして。

どんな言葉も届かない気持ちになってしまいます。

寂しさや虚しさ、そういうものが原因ならまだ何か言葉も届きそうですが、なんだかわからないけど理解できない「死」と「生」の間のような場所で取りつかれたようになっている人。とても難しいです。

 

自殺の方法としてはどんな自殺も怖いし、嫌ですが、「焼身」って何か特別な気がするんですよね。恨みが強いような印象があります。自分も熱く苦しいですし、周りにも衝撃的な苦痛を与えます。しかも新幹線。人目に付くことを狙っているのか、道連れになる人もいるかもしれない場所で。

その心理はやはりわかりませんが、そのくらい激しく「死」にとらわれていたのだと思います。

 

残念なことに、関係ない方が一人亡くなってしまいました。

いつ、どこでこんな不運な事故に巻き込まれるかわかりません。

 

私もつい先週、新幹線に乗りました。

あの空間で、そんなことされたら、周りの人はかなり衝撃&パニックだったと思います。

そんなことを考える余裕は自殺する人にはそもそも持ち合わせていない精神状態なんだとは思いますが、なんだか色々考えさせられます。

 

昔、同級生が「お母さんが家族の前で私を抱いて灯油をかぶった。その灯油のにおいが忘れられない」と謎の告白をしていました。私は、なんだか小説のような話しすぎてピンと来なかったのですが、それからそこのおばさんが怖くなりました。

 

灯油をかぶるというメッセージ性。

 

患者さんでも焼身自殺に失敗した方を見たことがありますが、ベースは「恨み・妬み」だったように思います。恨みのある人に見せつけるような死に方を選ぶことに意味があるのでしょうか・・・。

 

 

おすすめ記事

  • Pocket
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す




Menu

HOME

TOP